FXトレード手法【その4】取引する通貨数量を決めよう!

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1.まずは必要証拠金を把握しよう!

通貨ペアが決まったら、次は取引する通貨数量を決めましょう。

そのために、まず必要証拠金がいくらになるか、把握しておきましょう。

現在、日本ではレバレッジの上限が25倍に決められてます。レバレッジが25倍ということは、例えば、100万円の証拠金があれば、2500万円の取引ができます。逆にいうと、2500万円の取引をするには、その1/25(証拠金率4%)となる100万円の証拠金が必要となるということです。

ドル円で必要証拠金を計算してみます。レートが1ドル110円の場合、10,000通貨の取引、すなわち10,000ドルの取引をするには、110(円/ドル)×10,000(ドル)/25=44,000円の証拠金が必要となります。

ユーロドルの場合はどうなるのでしょうか?レートが1ユーロ1.05ドルの場合、10,000通貨、すなわち10,000ユーロの取引をするには、1.05(ドル/ユーロ)×10,000(ユーロ)/25=420ユーロの証拠金が必要となります。

ユーロでは分かりにくいので、1ユーロ115.5円で円換算すると、420(ユーロ)×115.5(円/ユーロ)=48,510円になります。

私が利用しているSBI FX TRADEの場合、10,000通貨の必要証拠金は以下のようになります。

SBI FXTRADE

必要証拠金の比較 -SBI FX TRADE、10,000通貨の場合-

通貨ペア レート 必要証拠金 円レート 必要証拠金(円)
USD/JPY 110.8782 44,351円 44,351円
EUR/JPY 117.4426 46,977円 46,977円
GBP/JPY 137.0012 54,800円 54,800円
AUD/JPY 81.3850 32,554円  ー 32,554円
NZD/JPY 77.7238 31,090円 31,090円
CAD/JPY 82.0385 32,815円 32,815円
CHF/JPY 109.7875 43,915円 43,915円
ZAR/JPY 7.6546 3,062円 3,062円
CNH/JPY 16.0461 6,418円 6,418円
EUR/USD 1.059191 424ユーロ EUR/JPY 116.94 49,545円
GBP/USD 1.235573 494英ポンド GBP/JPY 136.81 67,615円
AUD/USD 0.734000 294豪ドル AUD/JPY 81.53 23,937円
TRY/JPY 32.8533 13,141円 13,141円
KRW/JPY 9.3706 3,748円 3,748円
HKD/JPY 14.2847 5,714円 5,714円
NZD/USD 0.700960 280ニュージーランドドル NZD/JPY 77.49 21,727円
USD/CAD 1.351362 541ドル USD/JPY 110.21 59,573円
USD/CHF 1.009772 404ドル USD/JPY 110.21 44,515円
EUR/GBP 0.857196 343ユーロ EUR/JPY 116.94 40,096円
EUR/AUD 1.442902 577ユーロ EUR/JPY 116.94 67,493円
EUR/NZD 1.510772 604ユーロ EUR/JPY 116.94 70,668円
EUR/CHF 1.069613 428ユーロ EUR/JPY 116.94 50,032円
GBP/AUD 1.683202 673英ポンド GBP/JPY 136.81 92,112円
GBP/CHF 1.247681 499英ポンド GBP/JPY 136.81 68,278円
AUD/NZD 1.046943 419豪ドル AUD/JPY 81.53 34,143円
AUD/CHF 0.741148 296豪ドル AUD/JPY 81.53 24,170円

(レートは2016年11月19日SBI FX TRADE終値(Bid)、円レートは2016年11月18日仲値)

10,000通貨の取引数量といっても、通貨ペアによって必要証拠金が大きく異なることが分かります。

また必要証拠金はレートによって、変動します。例えばドル円(USD/JPY)の場合、円安・ドル高になれば必要証拠金が増えるし、円高・ドル安になれば必要証拠金は減ることになります。

2.取引する通貨数量の上限は自己資金の1/30?

それでは、通貨ペアはドル円、取引数量は10,000通貨として、取引を開始する時に、どれくらいの預託金が必要となるか考えてみます。

ドル円レートは1ドル110円で、10,000通貨の買い(Long)ポジションを持ったとします。必要証拠金は44,000円、預託金は44,000円とします。

その後、1ドル107.8円まで円高ドル安が進んだとします。この時点での損益評価額、資産評価額、証拠金維持率を計算してみます。

  • 損益評価額                                       (107.8-110)×10,000=-22,000円
  • 資産評価額(預託金+損益評価額)          44,000-22,000=22,000円
  • 証拠金維持率(資産評価額/必要証拠金) 22,000/44,000=50%

証拠金維持率が50%となり、これを下回るとロスカット、すなわち強制決済されてしまいます。

ドル円の取引数量を10,000通貨とした場合、44,000円の預託金では、2.2円の値動きでロスカットとなる訳です。

暴騰/暴落の起こりにくいドル円でも、2008年9月15日のリーマンショックや2016年6月24日のBrexitの時には、1日に7~8円の値動きがありました。ここまで大きな値動きは滅多に起こらないと言っても、大きく値動きが起こる度にロスカットでは、コツコツあげた利益が一瞬のうちに吹き飛んでしまいます。7~8円程度の値動きに耐えられるだけの預託金は準備しましょう

それでは、先述の例で、いくらの預託金を準備すれば、ロスカットまで何円の値動きに耐えられるか見てみます。

ロスカットまでの預託金比較 -1ドル110円、10,000通貨買い-

預託金 証拠金維持率 資産評価額 損益評価額 値動き
44,000円 50% 22,000円 -22,000円 2.2円
100,000円 50% 22,000円 -78,000円 7.8円
150,000円 50% 22,000円 -138,000円 13.8円

100,000円の預託金で7.8円、150,000円の預託金で13.8円の値動きまで耐えられます。

7~8円程度の値動きに耐えるには、預託金100,000円、すなわち取引する通貨数量の10倍の預託金を準備すれば良いということです。

しかし、注意しなければならないのは、これはあくまで、一瞬の急騰/急落によるロスカットに耐えられる預託金だということです。

先ほどの事例で、預託金100,000円で取引開始した時点の証拠金維持率は、100,000/44,000=227%です。

FXトレード手法【その1】投機筋の動きに乗っかろう!で説明した投機筋の動きに乗っかった取引をしていても、その逆方向に為替が動くことはよくあります。

FXトレード手法【その1】投機筋の動きに乗っかろう!
今後為替が円高に動くのか、円安に動くのか、予測することはできないのでしょうか?答えは、「ある程度は予測できる」です。それは為替の需要と供給の8割を投機筋が握っているからです。そして一部の投機筋の動きが分かるのが、シカゴ通貨IMM先物ポジションです。

それでは先ほどの事例で、20円の値動きに耐えられて、かつ証拠金維持率227%を維持するには、いくらの預託金が必要でしょうか?

  • 資産評価額(必要証拠金×証拠金維持率) 44,000×2.27=100,000円
  • 損益評価額               (90-110)×10,000=-200,000円
  • 預託金(資産評価額-損益評価額)    100,000+200,000=300,000円

一瞬の急騰/急落に耐えられる預託金は100,000円、取引する通貨数量の10倍と説明しましたが、中長期的に取引をするのであれば、預託金300,000円、すなわち取引する通貨数量の30倍、これくらいの余裕を持って取引することをおすすめします。

逆に考えると、取引する通貨数量の上限は自己資金の1/30とする、ということです。

また取引する通貨単位は自己資金の1/100程度にして、値動きに合わせて売買することをおすすめします。

自己資金と通貨数量上限・通貨単位の目安

自己資金 通貨数量上限(目安) 通貨単位(目安)
100,000円 3,000通貨 100通貨
1,000,000円 30,000通貨 1,000通貨
10,000,000円 300,000通貨 10,000通貨

3.証拠金維持率250%以上をキープしよう!

先ほどの事例で、預託金300,000円で取引開始した時点の証拠金維持率は、300,000/44,000=682%です。これはかなり余裕を持った証拠金維持率です。常にこれだけの証拠金維持率が必要かというと、そうではありません。

私の場合は、急騰/急落に耐えられる証拠金維持率として250%を目安にポジション管理をしています。

具体的には、証拠金維持率が250%を下回る場合は、以下の対応を行ない、証拠金維持率250%以上をキープするようにしています。

  • 証拠金を増やす新規注文をしない(両建てで証拠金が増えない新規注文は除く)
  • 証拠金を減らす決済注文をする(単独の建玉決済は損失でも複数の建玉決済では利益となる場合のみ)
  • 入金して証拠金維持率を250%以上にする

FXのポジション管理で最も重要なのは、証拠金維持率の管理だと思います。これは実践で身につけるのが一番ですので、証拠金維持率250%以上をキープしてみてください。また自分の取引に合った証拠金維持率の目安を見つけてみてください。

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