FXトレード手法【その7】通貨の強弱を見極めよう!

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1.実効為替レートで通貨の強弱を知ろう!

FXトレード手法【その3】おすすめの通貨ペアはコレだ!の中で、取引量が多く暴騰/暴落が起こりにくい、またスプレッドが狭く手数料が少なくて済む通貨ペアとして、ドル円、ユーロドル、ユーロ円を紹介しました。

詳しくは、以下をご覧ください。

FXトレード手法【その3】おすすめの通貨ペアはコレだ!
取引量の多さ、スプレッドの狭さでおすすめなのは、ドル円とユーロドルです。どちらを選んでも問題ないのですが、私が最もおすすめするのは、ドル円です。それは、ドル円は値動きの大きくなる時間が長いからです。円の動く08:00~16:00、ドルの動く21:00~05:00(夏時間)の計16時間、差益を狙うチャンスがあります。

ドル、円、ユーロの3種類の通貨の組み合わせですが、それぞれの通貨の強弱によって、ドル円、ユーロドル、ユーロ円の中で、どの通貨ペアが変動幅が大きく、差益を狙い易いか決まります。

例えば、強い順に、ドル>ユーロ>円の場合、最強のドルと最弱の円の組み合わせ、ドル円が最も変動幅が大きくなります。

通貨の強弱を見極めるには、実効為替レート(=通貨インデックス)を見るのが一番です。ただし実効為替レートや通貨インデックスには、様々な種類がありますので、そのメリット、デメリットも含めて紹介します。

2.様々な実効為替レートを知ろう!

①国際決済銀行(BIS)

各国の中央銀行をメンバーとする組織である国際決済銀行が公表している実効為替レートです。国際決済銀行のホームページ(Statistics-Effective exchange rate)から誰でも見ることができます。

Broad(広い範囲)ベースは61カ国・地域、Narrow(狭い範囲)ベースは26カ国・地域の通貨に対して作成しています。日本銀行で公表している実効為替レートは、Broadベースを利用していますので、Broadベースがおすすめです。

また、Daily data(日次)、Monthly data(月次)が公表されています。Daily dataはあるのですが、アップデートが週ベースなので、タイムリーに最新のデータを見ることはできません。またCSV形式のファイルで、列のデータ数が多く、非常に見づらいです。ちなみにMacのNumbersでは最大列数を超えてしまい、全てのデータが見れませんでした(Excelでは見れます)。Monthly dataはXLS形式のファイルでデータも見やすく、おすすめです。

Monthly dataの中には、Nominal(名目)、Real(実質)の2つのシートがあります。それぞれ名目実効為替レート、実質実効為替レートと呼ばれています。各国の貿易取引量で加重平均して算出した値が名目実効為替レート、この名目実効為替レートに物価の影響を反映した値が実質実効為替レートです。

通常見るのは、名目実効為替レートですが、2015年6月10日の衆議院財務金融委員会で日銀の黒田総裁が、「実質実効為替レートでは、かなり円安の水準になっている」、「実質実効為替レートがここまで来ているということは、ここからさらに実質実効為替レートが円安に振れるということは、普通に考えればありそうにない」と発言しました。この発言から分かるように、中央銀行は実質実効為替レートを意識しています。Monthly dataで名目、実質の両方のデータをチェックしましょう。

61カ国・地域の実効為替レートが見れますので、もちろん、南アフリカやトルコなど、高スワップポイントで人気のある通貨データも見れます

②イングランド銀行(BOE)

イギリスの中央銀行であるイングランド銀行が公表している実効為替レートです。イングランド銀行のホームページ(Statistics-Interactive Database-Interest and Exchange Rates Data-Effective exchange rates)から誰でも見ることができます。

英ポンド、豪ドル、カナダドル、デンマーククローネ、ユーロ、円、ニュージーランドドル、ノルウェークローネ、スイスフラン、スウェーデンクローネ、ドルの11カ国・地域の通貨に対して作成しています。

Daily(日次)、Monthly(月次)、Quarterly(四半期)、Annual(年次)のデータが公表されています。そして、これらのデータをHTML,XlS,XML,CSVの形式で、期間を指定して見ることができます。

基本的に毎日更新しているので、Dailyデータを確認したい場合は、かなりおすすめです。私の利用しているSBI FXトレードでも、Dailyデータをニュースで配信しています。

③日経通貨インデックス

日本経済新聞社が各国通貨の価値を算出・公表しているのが、日経通貨インデックスです。朝刊マーケット総合面で毎日公表しています。また毎週土曜日に「世界通貨番付」という特集記事で週間、半年の騰落率を公表しています。

25カ国・地域の通貨に対して作成しています。当然、ドル、ユーロ、円、ポンド、豪ドルなどの主要通貨のデータはあるのですが、南アフリカやトルコなど、高スワップポイントで人気のある通貨は含まれていません。

日本経済新聞を購読されている方は、「世界通貨番付」を毎週チェックしましょう。

④StockCharts

無料で様々なチャートが見れるstockchart.comで、ドル($USD)、ユーロ($XEU)、円($XJY)、英ポンド($XBP)、豪ドル($XAD)、スイスフラン($XSF)、カナダドル($XDW)の7カ国・地域のインデックスを見ることができます。

それぞれの通貨のローソク足や7カ国・地域をまとめた比較チャートを表示させることができるので、主要通貨の経時変化を見たい場合は、おすすめです。

デューカスコピー・ジャパン(DUKASCOPY)

デューカスコピー・ジャパン

スイス銀行グループのデューカスコピー・ジャパンが公表している通貨インデックスです。ドル、ユーロ、英ポンド、円、スイスフランの5カ国・地域のインデックスを見ることができます。

それぞれの通貨のデータは見れませんが、StockChartsと同様、5カ国・地域をまとめた比較チャートを表示させることができるので、主要通貨の経時変化を見たい場合は、おすすめです。

また、ブログ埋め込み用のコードを公開しており、自分のブログに通貨インデックスを表示させたい方には、おすすめです。

⑥Mataf.net

FXや株などの情報が見れる金融情報サイトMataf.netで公表している通貨インデックスです。なんと19ヶ国語に対応していますが、残念ながら日本語には対応していません。ドル、ユーロ、円、英ポンド、豪ドル、スイスフラン、カナダドル、ニュージーランドドルの8カ国の比較チャートを表示させることができます。

StockChartsやデューカスコピー・ジャパンと違うのは、同時に全ての通貨を表示するのではなく、ある一つの通貨とその他通貨との比較チャートを表示するところです。ニュージーランドドルを見たい人には良いかもしれませんが、そうでなければ、StockChartsやデューカスコピー・ジャパンの方が見やすいと思います。

⑦その他

ドルインデックス、ユーロインデックス、円インデックスだけを調べるのであれば、各国・地域の中央銀行が公表しています。

ドルであればFRBのホームページ(Economic Research & Data-Statistical Releases and Histrical Data-Nominal/Real Indexes)、ユーロであればECBのホームページ(Statistics-Exchange rates-Daily nominal effective exchange rate)、円であれば日本銀行のホームページから誰でも見ることができます。

ドルインデックスについては、FRBのドルインデックスよりもインターコンチネンタル取引所(ICE)が算出するドルインデックスの方が一般的です。

これらのサイトでは、ドル・ユーロ・円、それぞれのインデックスしか分かりません。通貨の強弱は、単独のインデックスだけを見ても分からないので、参考に見る程度で良いと思います。

また、メタトレーダー4(MT4)やメタトレーダー5(MT5)を利用している方は、チャート上に通貨インデックスを表示させるやり方もあります。

3.おすすめは国際決済銀行とイングランド銀行!

これまで紹介した実効為替レート(=通貨インデックス)を比較してみます。

実効為替レート 国・地域数 名目/実質 おすすめポイント
国際決済銀行 61 名目・実質 南アフリカ、トルコが見れる
イングランド銀行 10 名目 日次データが毎日見れる
日経通貨インデックス 25 名目 世界通貨番付で騰落率が見れる
StockCharts 7 名目 比較チャートが見れる
デューカスコピー・ジャパン 5 名目 比較チャートが見れる
Mataf.net 8 名目 ニュージーランドドルが見れる

私のおすすめは、国際決済銀行とイングランド銀行の実効為替レートです。

61カ国・地域の実効為替レートを一覧で見れるのは、国際決済銀行だけです。更には名目・実質の両方が見れます

また日次データをタイムリーに見れるのは、イングランド銀行です。

これらの実効為替レートをチェックして、最強・最弱の通貨ペアで差益を狙いましょう。

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