IMMシカゴ先物ポジション|指数平滑法で建て玉を予測

シカゴIMM先物ポジションの投機筋の建て玉枚数を予測してみました。
詳しくは、以下をご覧ください。
IMMポジションは、シカゴマーカンタイル取引所の毎週火曜日の取引終了後の建て玉枚数です。CTFC(全米先物取引委員会)は、その集計結果を金曜日に公表しています。
IMMポジションは、為替の中・長期的なトレンド把握には有効なのですが、公表までにタイムラグがあるので、短期トレードには使えません。
それだったら、建て玉枚数を予測すればいいじゃないか!ということで、ビジネスの場面で需要予測等に用いられる指数平滑法を使い、買い(Long)、売り(Short)のそれぞれの建て玉枚数を予測しています。
また、シカゴマーカンタイル取引所の取引終了時間は、日本時間では水曜日の6時15分(サマータイムは5時15分)なので、その時間の為替レートを記載しています。
先週の予測は、以下をご覧ください。
1.【円】の建て玉枚数|予想は円買い!110円を超えて108円を目指す動きとなるか?
| 日付 | 時間 | ドル円 | 買い | 売り | 差引 | 差引前週比 | 
| 5/24(水) | 5:15 | 111.792 | 41,920 | 93,576 | -51,656 | 8,352 | 
| 5/31(水) | 5:15 | 110.755 | 43,404 | 95,679 | -52,275 | -619 | 
| 6/3(水) | 5:15 | ↘︎ | 43,002 | 87,888 | -44,886 | 7,389 | 
(ドル円はXM Mac MT4(5月23,30日22:15)より抜粋、太字は予測値)
指数平滑法による予測【円】では、6/3(水)の差引前週比は、「7,389枚のプラス(円買いが増加)」という結果になりました。
ちなみに、5/31(水)の差引前週比は、「619枚のマイナス(円売りが増加)」でした。
先週のドル円は、110.3円〜111.7円。予想通りレンジ内の動きで、方向感のない一週間となりました。
先週トランプ大統領はパリ協定離脱を表明。米国第一主義、しかも米国の中でも一部のトランプ支持層の利益を優先しました。
その一方でニューヨーク市場でダウ平均株価は最高値を更新。トランプ大統領への期待は薄れましたが、好調な米国経済に支えられています。
IMMポジションの予想は円買い。110円を超えて108円を目指すのか、それとも110円の壁を超えられずに、居心地の良い110円から112円のレンジ内でとどまるのか、注目しましょう。
2.【ユーロ】の建て玉枚数|予想はユーロ買い!週明けのポジション、そして英国総選挙の結果には要注意!
| 日付 | 時間 | ユーロドル | 買い | 売り | 差引 | 差引前週比 | 
| 5/24(水) | 5:15 | 1.11816 | 175,032 | 110,187 | 64,845 | 27,241 | 
| 5/31(水) | 5:15 | 1.11872 | 176,226 | 103,357 | 72,869 | 8,024 | 
| 6/3(水) | 5:15 | → | 176,226 | 102,690 | 73,536 | 667 | 
(ユーロドルはXM Mac MT4(5月23,30日22:15)より抜粋、太字は予測値)
指数平滑法による予測【ユーロ】では、6/3(水)の差引前週比は、「667枚のプラス(ユーロ買いが増加)」という結果になりました。
ちなみに、5/31(水)の差引前週比は、「8,024枚のプラス(ユーロ買いが増加)」でした。
先週のユーロドルは、1.110ドル〜1.128ドル。1.128ドルの高値を更新しました。
マンチェスターでのテロ事件に続き、今度はロンドンでテロ事件が発生しました。テロの連鎖が止まりません。
今週、6月8日は英国総選挙が実施されます。テロの影響が選挙にどう影響するのか?
IMMポジションの予想はユーロ買い。その勢いは弱まってきています。ユーロ買いにブレーキがかかるのか?週明けのポジション、そして英国総選挙の結果には注意しましょう。


