IMMシカゴ先物ポジション|指数平滑法で建て玉を予測

シカゴIMM先物ポジションの投機筋の建て玉枚数を予測してみました。
詳しくは、以下をご覧ください。
IMMポジションは、シカゴマーカンタイル取引所の毎週火曜日の取引終了後の建て玉枚数です。CTFC(全米先物取引委員会)は、その集計結果を金曜日に公表しています。
IMMポジションは、為替の中・長期的なトレンド把握には有効なのですが、公表までにタイムラグがあるので、短期トレードには使えません。
それだったら、建て玉枚数を予測すればいいじゃないか!ということで、ビジネスの場面で需要予測等に用いられる指数平滑法を使い、買い(Long)、売り(Short)のそれぞれの建て玉枚数を予測しています。
また、シカゴマーカンタイル取引所の取引終了時間は、日本時間では水曜日の6時15分(サマータイムは5時15分)なので、その時間の為替レートを記載しています。
先週の予測は、以下をご覧ください。
1.【円】の建て玉枚数|予想は円買いだが、今週も方向感なくレンジ内の動きか?
| 日付 | 時間 | ドル円 | 買い | 売り | 差引 | 差引前週比 | 
| 5/17(水) | 5:15 | 112.961 | 41,963 | 101,971 | -60,008 | -23,701 | 
| 5/24(水) | 5:15 | 111.792 | 41,920 | 93,576 | -51,656 | 8,352 | 
| 5/31(水) | 5:15 | → | 41,951 | 92,725 | -50,774 | 882 | 
(ドル円はXM Mac MT4(5月16,23日22:15)より抜粋、太字は予測値)
指数平滑法による予測【円】では、5/31(水)の差引前週比は、「882枚のプラス(円買いが増加)」という結果になりました。
ちなみに、5/24(水)の差引前週比は、「8,352枚のプラス(円買いが増加)」でした。
先週のドル円は、110.8円〜112.1円。方向感のない一週間となりました。
週末にはトランプ大統領の初出席となったG7サミットが開催されました。貿易や気候変動では米国との意見の違いが露呈し、G7結束とは言い難いサミットとなりました。
予想は円買いですが、その勢いは弱く、今週も方向感のない一週間となりそうです。
2.【ユーロ】の建て玉枚数|予想はユーロ売り!ユーロ買いにブレーキ?
| 日付 | 時間 | ユーロドル | 買い | 売り | 差引 | 差引前週比 | 
| 5/17(水) | 5:15 | 1.10932 | 164,234 | 126,630 | 37,604 | 15,205 | 
| 5/24(水) | 5:15 | 1.11816 | 175,032 | 110,187 | 64,845 | 27,241 | 
| 5/31(水) | 5:15 | ↘︎ | 165,060 | 110,187 | 54,873 | -9,972 | 
(ユーロドルはXM Mac MT4(5月16,23日22:15)より抜粋、太字は予測値)
指数平滑法による予測【ユーロ】では、5/31(水)の差引前週比は、「9,972枚のマイナス(ユーロ売りが増加)」という結果になりました。
ちなみに、5/24(水)の差引前週比は、「27,241枚のプラス(ユーロ買いが増加)」でした。
先週のユーロドルは、1.116ドル〜1.126ドル。1.126ドルの高値を更新しましたが失速。
フランス大統領選挙というビッグイベントを通過して、本格的なユーロ買いが始まりかけていた矢先に発生したマンチェスターでのテロ事件。
予想ではユーロ売り。ユーロ買いにブレーキがかかり、調整の一週間となりそうです。


