IMMシカゴ先物ポジション|指数平滑法で建て玉を予測

シカゴIMM先物ポジションの投機筋の建て玉枚数を予測してみました。
詳しくは、以下をご覧ください。
IMMポジションは、シカゴマーカンタイル取引所の毎週火曜日の取引終了後の建て玉枚数です。CTFC(全米先物取引委員会)は、その集計結果を金曜日に公表しています。
IMMポジションは、為替の中・長期的なトレンド把握には有効なのですが、公表までにタイムラグがあるので、短期トレードには使えません。
それだったら、建て玉枚数を予測すればいいじゃないか!ということで、ビジネスの場面で需要予測等に用いられる指数平滑法を使い、買い(Long)、売り(Short)のそれぞれの建て玉枚数を予測しています。
また、シカゴマーカンタイル取引所の取引終了時間は、日本時間では水曜日の6時15分(サマータイムは5時15分)なので、その時間の為替レートを記載しています。
先週の予測は、以下をご覧ください。
1.【円】の建て玉枚数|予想は円売り!弾道ミサイル発射で緊迫が続く中、円売りの勢いは続くか?
| 日付 | 時間 | ドル円 | 買い | 売り | 差引 | 差引前週比 |
| 4/19(水) | 5:15 | 108.375 | 45,761 | 76,224 | -30,463 | 4,301 |
| 4/26(水) | 5:15 | 111.077 | 48,538 | 75,407 | -26,869 | 3,594 |
| 5/3(水) | 5:15 | ↗︎ | 45,990 | 76,183 | -30,193 | -3,324 |
(ドル円はXM Mac MT4(4月18,25日22:15)より抜粋、太字は予測値)
指数平滑法による予測【円】では、5/3(水)の差引前週比は、「3,324枚のマイナス(円売りが増加)」という結果になりました。
ちなみに、4/26(水)の差引前週比は、「3,594枚のプラス(円買いが増加)」でした。
先週は、フランス大統領選挙の第一回投票結果を受けて、週明けから窓を開けて円売りでスタート。ドル円は111円台に回復しました。
一方、北朝鮮情勢はヒートアップしており、最悪のシナリオが現実味を増しています。
4月25日の北朝鮮人民軍創建85周年は、大規模砲撃演習に止まりましたが、29日には弾道ミサイルを発射。
北朝鮮のミサイルはどこに飛んでいくか分からないので、日本のどこかに落下する可能性を否定できません。
予想では円売りですが、北朝鮮情勢で緊張が高まれば一気に円買いが進む可能性があります。ポジション管理は十分注意しましょう。
2.【ユーロ】の建て玉枚数|予想は横ばい!フランス大統領選挙の決戦投票迫る中、様子見か?
| 日付 | 時間 | ユーロドル | 買い | 売り | 差引 | 差引前週比 |
| 4/19(水) | 5:15 | 1.07345 | 185,786 | 207,435 | -21,649 | -2,693 |
| 4/26(水) | 5:15 | 1.09315 | 157,831 | 178,726 | -20,895 | 754 |
| 5/3(水) | 5:15 | → | 131,340 | 152,800 | -21,460 | -565 |
(ユーロドルはXM Mac MT4(4月18,26日22:15)より抜粋、太字は予測値)
指数平滑法による予測【ユーロ】では、5/3(水)の差引前週比は、「565枚のマイナス(ユーロ売りが増加)」という結果になりました。
ちなみに、4/26(水)の差引前週比は、「754枚のプラス(ユーロ買いが増加)」でした。
フランス大統領選挙の第一回投票では、マクロン、ルペン両氏が5月7日の決戦投票に進みました。
マクロン、ルペン氏の決戦投票になると、よほどの大ドンデン返しがない限り、マクロン氏優勢は揺るぎないため、市場には安堵感が広がり、ユーロ買いが進む結果となりました。
予想は横ばいですが、フランス大統領選挙の結果を受けて投機筋がどう動くのか。今後のIMMポジションに注目しましょう。
