IMMシカゴ先物ポジション|指数平滑法で建て玉を予測
FXトレード手法【その1】投機筋の動きに乗っかろう!で紹介したシカゴIMM先物ポジションの投機筋の建て玉枚数を予測してみました。
詳しくは、以下をご覧ください。
IMMポジションは、シカゴマーカンタイル取引所の毎週火曜日の取引終了後の建て玉枚数です。CTFC(全米先物取引委員会)は、その集計結果を金曜日に公表しています。
IMMポジションは、為替の中・長期的なトレンド把握には有効なのですが、公表までにタイムラグがあるので、短期トレードには使えません。
それだったら、建て玉枚数を予測すればいいじゃないか!ということで、ビジネスの場面で需要予測等に用いられる指数平滑法を使い、買い(Long)、売り(Short)のそれぞれの建て玉枚数を予測しています。
また、シカゴマーカンタイル取引所の取引終了時間は、日本時間では水曜日の6時15分(サマータイムは5時15分)なので、その時間の為替レートを記載しています。
先週の予測は、以下をご覧ください。
①投機筋の建て玉枚数の予測【円】|動きなく様子見の1週間になる気配
| 日付 | 時間 | ドル円 | 買い | 売り | 差引 | 差引前週比 |
| 12/28(水) | 6:15 | 117.431 | 40,565 | 127,574 | -87,009 | -11,560 |
| 1/4(水) | 6:15 | 117.700 | 37,962 | 124,726 | -86,764 | 245 |
| 1/11(水) | 6:15 | 37,962 | 124,726 | -86,764 | ±0 |
(ドル円はXM Mac MT4(12月27日,1月3日23:15)より抜粋、太字は予測値)
指数平滑法による予測【円】では、1/11(水)の差引前週比はプラスマイナス0という結果になりました。
1月20日に予定されているトランプ次期米大統領の大統領就任式を控えて、様子見の1週間になるかもしれません。
また今週は若干ですが、差引前週比がプラスに転じており、先週の予測通り、円売りの勢いが弱まり、円買いに回復の兆しが見えてきました。
1月6日に発表された米雇用統計では、非農業部門雇用者数は予想を下回りましたが、賃金が前年比2.9%と大きく伸びる結果となりました。このことからFRBは予定通りに利上げを進めるおのと思われます。
米大統領選挙後から続いていた一方的な円安の動きが一旦終焉した後、大統領就任式以降に、ドル買い、円売りが再開、加速するかもしれません。
②投機筋の建て玉枚数の予測【ユーロ】|ユーロ売り再開の予感
| 日付 | 時間 | ユーロドル | 買い | 売り | 差引 | 差引前週比 |
| 12/28(水) | 6:15 | 1.04561 | 123,281 | 192,689 | -69,408 | 8,637 |
| 1/4(水) | 6:15 | 1.04018 | 129,701 | 199,757 | -70,056 | -648 |
| 1/11(水) | 6:15 | 124,195 | 195,549 | -71,334 | -1,278 |
(ユーロドルはXM Mac MT4(12月27日,1月3日23:15)より抜粋、太字は予測値)
指数平滑法による予測【ユーロ】では、1/11(水)の差引前週比はマイナスが若干増加します。
年始の1/3(火)には、12/20(火)の最安値1.03515ドルを更新し、1.03395ドルを記録しました。その後、週末の1/6(金)には1.05から1.06ドル付近まで一旦ユーロが買い戻されています。
来週はユーロ売りの動きが再開しそうです。
