IMMシカゴ先物ポジション|指数平滑法で建て玉を予測

シカゴIMM先物ポジションの投機筋の建て玉枚数を予測してみました。
詳しくは、以下をご覧ください。
IMMポジションは、シカゴマーカンタイル取引所の毎週火曜日の取引終了後の建て玉枚数です。CTFC(全米先物取引委員会)は、その集計結果を金曜日に公表しています。
IMMポジションは、為替の中・長期的なトレンド把握には有効なのですが、公表までにタイムラグがあるので、短期トレードには使えません。
それだったら、建て玉枚数を予測すればいいじゃないか!ということで、ビジネスの場面で需要予測等に用いられる指数平滑法を使い、買い(Long)、売り(Short)のそれぞれの建て玉枚数を予測しています。
また、シカゴマーカンタイル取引所の取引終了時間は、日本時間では水曜日の6時15分(サマータイムは5時15分)なので、その時間の為替レートを記載しています。
先週の予測は、以下をご覧ください。
1.【円】の建て玉枚数|予想は円売りだが、25日の北朝鮮人民軍創建85周年は要注意!
| 日付 | 時間 | ドル円 | 買い | 売り | 差引 | 差引前週比 |
| 4/12(水) | 5:15 | 119.642 | 43,316 | 78,080 | -34,764 | 11,036 |
| 4/19(水) | 5:15 | 108.375 | 45,761 | 76,224 | -30,463 | 4,301 |
| 4/26(水) | 5:15 | → | 45,176 | 76,224 | -31,048 | -585 |
(ドル円はXM Mac MT4(4月11,18日22:15)より抜粋、太字は予測値)
指数平滑法による予測【円】では、4/26(水)の差引前週比は、「585枚のマイナス(円売りが増加)」という結果になりました。
ちなみに、4/19(水)の差引前週比は、「4,301枚のプラス(円買いが増加)」でした。
先週は予想通り円買いの勢いが止まりましたが、ドル円は108.1円から109.4円までの反発に止まっています。
円買いの要因である北朝鮮情勢が落ち着きを見せない限り、本格的な反発はなさそうです。
4月25日は北朝鮮人民軍創建85周年。
予想では若干の円売りですが、緊張が高まれば一気に円買いが進む可能性がありますので、ポジション管理は十分注意しましょう。
2.【ユーロ】の建て玉枚数|予想は変化なしだが、フランス大統領選挙第1回投票次第で大きく動く可能性あり!
| 日付 | 時間 | ユーロドル | 買い | 売り | 差引 | 差引前週比 |
| 4/12(水) | 5:15 | 1.06058 | 173,594 | 192,550 | -18,956 | -7,551 |
| 4/19(水) | 5:15 | 1.07345 | 185,786 | 207,435 | -21,649 | -2,693 |
| 4/26(水) | 5:15 | → | 185,785 | 207,435 | -21,650 | -1 |
(ユーロドルはXM Mac MT4(4月11,18日22:15)より抜粋、太字は予測値)
指数平滑法による予測【ユーロ】では、4/26(水)の差引前週比は、「1枚のマイナス(ユーロ売りが増加)」という結果になりました。
ちなみに、4/19(水)の差引前週比は、「2,693枚のマイナス(ユーロ売りが増加)」でした。
フランス大統領選挙の第一回投票が日本時間の4月23日、15:00に始まりました。24日、3:00に締め切り、朝方には結果が判明する見通しです。
第1回投票では過半数を獲得する候補はなく、いずれにしても5月7日の上位2者による決戦投票となるでしょう。
4候補の中で、誰が上位2位に入るのか?
中道・無所属のマクロン前経済相、中道右派・共和党のフィヨン元首相が勝てば、ユーロ買い。
一方、極右政党・国民戦線のルペン党首、急進左派・左派党のメランジョン元党首が勝てば、ユーロ売り。
ブレグジット、米大統領選挙と世論調査の結果はあまりあてにならなかったので、どちらにでも動けるように準備しておきましょう。
