IMMシカゴ先物ポジション|指数平滑法で建て玉を予測

シカゴIMM先物ポジションの投機筋の建て玉枚数を予測してみました。
詳しくは、以下をご覧ください。
IMMポジションは、シカゴマーカンタイル取引所の毎週火曜日の取引終了後の建て玉枚数です。CTFC(全米先物取引委員会)は、その集計結果を金曜日に公表しています。
IMMポジションは、為替の中・長期的なトレンド把握には有効なのですが、公表までにタイムラグがあるので、短期トレードには使えません。
それだったら、建て玉枚数を予測すればいいじゃないか!ということで、ビジネスの場面で需要予測等に用いられる指数平滑法を使い、買い(Long)、売り(Short)のそれぞれの建て玉枚数を予測しています。
また、シカゴマーカンタイル取引所の取引終了時間は、日本時間では水曜日の6時15分(サマータイムは5時15分)なので、その時間の為替レートを記載しています。
先週の予測は、以下をご覧ください。
1.【円】の建て玉枚数|予想は円売り!ジワリジワリと112円超を目指す動きとなるか?
| 日付 | 時間 | ドル円 | 買い | 売り | 差引 | 差引前週比 | 
| 6/7(水) | 5:15 | 109.476 | 39,736 | 94,763 | -55,027 | -2,752 | 
| 6/14(水) | 5:15 | 109.988 | 34,160 | 84,713 | -50,553 | 4,474 | 
| 6/21(水) | 5:15 | ↗︎ | 32,302 | 86,645 | -54,343 | -3,790 | 
(ドル円はXM Mac MT4(6月6,13日22:15)より抜粋、太字は予測値)
指数平滑法による予測【円】では、6/21(水)の差引前週比は、「3,790枚のマイナス(円売りが増加)」という結果になりました。
ちなみに、6/14(水)の差引前週比は、「4,474枚のプラス(円買いが増加)」でした。
先週のドル円は、108.7円〜111.4円。FOMCまでは円買いが続き、108.7円をつけましたが、円買いはここまで。FOMCで予想通り利上げが決まると、ジワリジワリと円売りが優勢の展開となりました。
IMMポジションの予想は円売り。米国は利上げ、日本は緩和継続、素直に行けば円売り優勢になるはずです。今週は大きなイベントはありません。ジワリジワリと112円超を目指す動きとなるか、注目しましょう。
2.【ユーロ】の建て玉枚数|予想はユーロ売り!そろそろユーロ買いにブレーキ!
| 日付 | 時間 | ユーロドル | 買い | 売り | 差引 | 差引前週比 | 
| 6/7(水) | 5:15 | 1.12749 | 164,889 | 90,880 | 74,009 | 1,140 | 
| 6/14(水) | 5:15 | 1.12071 | 164,227 | 85,174 | 79,053 | 5,044 | 
| 6/21(水) | 5:15 | → | 164,227 | 84,828 | 79,399 | 346 | 
(ユーロドルはXM Mac MT4(6月6,13日22:15)より抜粋、太字は予測値)
指数平滑法による予測【ユーロ】では、6/21(水)の差引前週比は、「346枚のプラス(ユーロ買いが増加)」という結果になりました。
ちなみに、6/14(水)の差引前週比は、「5,044枚のプラス(ユーロ買いが増加)」でした。
先週のユーロドルは、1.113ドル〜1.129ドル。このところ1.11から1.13ドルを行ったり来たり。方向感のない動きが続いています。
IMMポジションの予想はユーロ買いですが、ユーロ買いにブレーキがかかりそうです。


