IMMシカゴ先物ポジション|指数平滑法で建て玉を予測
シカゴIMM先物ポジションの投機筋の建て玉枚数を予測してみました。
詳しくは、以下をご覧ください。
IMMポジションは、シカゴマーカンタイル取引所の毎週火曜日の取引終了後の建て玉枚数です。CTFC(全米先物取引委員会)は、その集計結果を金曜日に公表しています。
IMMポジションは、為替の中・長期的なトレンド把握には有効なのですが、公表までにタイムラグがあるので、短期トレードには使えません。
それだったら、建て玉枚数を予測すればいいじゃないか!ということで、ビジネスの場面で需要予測等に用いられる指数平滑法を使い、買い(Long)、売り(Short)のそれぞれの建て玉枚数を予測しています。
また、シカゴマーカンタイル取引所の取引終了時間は、日本時間では水曜日の6時15分(サマータイムは5時15分)なので、その時間の為替レートを記載しています。
先週の予測は、以下をご覧ください。
1.【円】の建て玉枚数|予想は円売り!FBIコミー前長官の議会証言でロシアゲートの疑惑解明進むか?
日付 | 時間 | ドル円 | 買い | 売り | 差引 | 差引前週比 |
5/10(水) | 5:15 | 114.288 | 42,635 | 78,942 | -36,307 | -5,824 |
5/17(水) | 5:15 | 112.961 | 41,963 | 101,971 | -60,008 | -23,701 |
5/24(水) | 5:15 | ↗︎ | 41,963 | 110,071 | -68,108 | -8,100 |
(ドル円はXM Mac MT4(5月9,16日22:15)より抜粋、太字は予測値)
指数平滑法による予測【円】では、5/24(水)の差引前週比は、「8,100枚のマイナス(円売りが増加)」という結果になりました。
ちなみに、5/17(水)の差引前週比は、「23,701枚のマイナス(円売りが増加)」でした。
先週のドル円は、110.2円〜113.8円。このところ110円から115円のレンジでドル円は推移しています。
北朝鮮のミサイル問題、トランプ政権のロシアゲート疑惑が足かせになり、なかなか115円の壁を超えて円安が進みません。
ロシアゲート疑惑では、5月上旬にトランプ大統領に解任されたコニー前FBI長官が米上院情報特別委員会に出席することが決まりました。
コニー前長官がトランプ大統領の捜査妨害を証言するようなことになれば、トランプ政権の求心力はさらに低下。トランプ大統領辞任が現実味を増してきます。市場はすでにペンス副大統領が大統領に昇格した場合のシュミレーションを始めています。
予想は円売りですが、北朝鮮、米国の政治リスクで円買いに傾く可能性は否定できません。
2.【ユーロ】の建て玉枚数|予想はユーロ売り!一気に進んだユーロ買いの調整局面か?
日付 | 時間 | ユーロドル | 買い | 売り | 差引 | 差引前週比 |
5/10(水) | 5:15 | 1.08658 | 155,581 | 133,182 | 22,399 | 24,052 |
5/17(水) | 5:15 | 1.10932 | 164,234 | 126,630 | 37,604 | 15,205 |
5/24(水) | 5:15 | ↘︎ | 163,742 | 145,172 | 18,570 | -19,034 |
(ユーロドルはXM Mac MT4(5月9,16日22:15)より抜粋、太字は予測値)
指数平滑法による予測【ユーロ】では、5/24(水)の差引前週比は、「19,034枚のマイナス(ユーロ売りが増加)」という結果になりました。
ちなみに、5/17(水)の差引前週比は、「15,205枚のプラス(ユーロ売りが増加)」でした。
先週のユーロドルは、1.092ドル〜1.121ドル。予想通り、ユーロ買いに反転した流れは一気に進み、1.12ドルを簡単に突破しました。
マクロン大統領誕生で過度なユーロリスクが後退。またトランプ政権への失望からドルが売られていることから相対的にユーロが買われる結果となっています。
予想ではユーロ売り。ユーロ買いのトレンドは変わりませんが、一旦調整が入るかもしれません。