(2月6〜10日)日米首脳会談!トランプ口先介入の効力は続くか?

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1.日米首脳会談|マティス米国防長官と同様、友好的な会談となるか?

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2月11日(土)は建国記念日です。

2月に入り、早いところでは梅の開花が始まる1週間、注目はもちろん2月10日(金)、ワシントンでの日米首脳会談です。

日米首脳会談に先立ち、2月3日、マティス米国防長官が来日しました。日本でのトランプ政権への不信感が高まる中、いち早く来日し、日米同盟を堅持する意向を表明しました。当然、トランプ政権がゴタゴタしていると、北朝鮮などの思うつぼでしょうから、この来日は安全保障面では一定の効果があったと言えます。

問題は貿易面です。

日米首脳会談では安全保障と貿易がテーマに挙がっています。

1月31日には、「中国と日本は何年も通貨誘導を続けており、米国はバカをみている」とトランプ大統領から円安誘導批判が飛び出しました。「ドルが強すぎる」とのドル高牽制発言にとどまらず、日本を名指しした円安牽制発言です。

市場が恐れていた円安牽制発言により円買いが進みましたが、112円の壁を越えることはありませんでした。投機筋がここぞとばかりに円買いの仕掛けを進めてもおかしくないのですが、結果として112円台で踏みとどまっています。

実態にそぐわないトランプ大統領の口先介入の効果も賞味期限切れ、市場は実態経済を冷静に判断しているようです。

また週末の日米首脳会談を控えて、トランプ大統領の交渉術が発揮されるかもしれません。

何度か記事に書きましたが、「一方的に自分の主張・要望を誇示した上で、譲歩して自分に有利な条件で交渉を進める」。これが「トランプ流交渉術」です。

ドル高牽制発言、円安牽制発言もこのトランプ流交渉術の一つです。

おそらく、本番の日米首脳会談では、安倍首相とトランプ大統領の友好的な会談内容だけが伝わり、これまで出てきているような一方的な主張・要望はなりを潜めると予想しています。

過激な発言は、出るとしても本番前だと思います。

日米首脳会談後に、本格的な円売り第二弾(第一弾は昨年11月の大統領選挙後)が始まる予感がします。期待して結果を待ちましょう。

2.豪中銀、NZ中銀金融政策委員会|電話会談でトランプ大統領にキレられた豪州、保護主義に警戒?

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2月7日(火)12:30、オーストラリアの政策金利が発表されます。

予想は1.5%で据え置き、政策金利のサプライズはあり得ません。

ただオーストラリアと言えば、1月28日のターンブル豪首相とトランプ大統領との電話会談で、途中でトランプ大統領が米国の難民受け入れ禁止を批判するターンブル首相の発言にキレて、途中で会談を打ち切ったと報じられています。

声明発表で、トランプ政権の保護主義に対して何らかの言及があるのか、注目です。

また、2月9日(木)5:00、ニュージーランドの政策金利が発表されます。また6:00からはウィーラー中銀総裁の記者会見が予定されています。

こちらも予想は1.75%で据え置きです。

前回11月10日に2%から1.75%に金利を引き下げましたが、経済指標改善の兆しが見られる中、利下げは終了、利上げに向けた言及が飛び出すのか、注目しましょう。

3.その他の経済指標|FOMCメンバーのタカ派発言飛び出すか?

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先週末2月4日には、ウィリアムズサンフランシスコ連銀総裁から、「今年3回の利上げは妥当」とのタカ派発言(利上げに前向き)がありました。

ウィリアムズ連銀総裁は2017年のFOMC投票権はありませんが、この発言を受けて、ドル円は112.3円から113.0円まで上昇しました。

今年3回の利上げがあるのか、それとも2回か、いずれにしてもドル円の金利差は拡大、普通に考えるとドル円は上昇(円安ドル高が進行)するはずです。

今週もFOMCメンバーの講演が予定されています。

2月7日(火)6:30、ハーカーフィラデルフィア連銀総裁の講演があります。

ハーカー連銀総裁は2017年FOMC投票権を持つメンバーの中で唯一のタカ派メンバーです。今年3回の利上げに言及するのか、発言を期待しましょう。

2月10日(金)3:10には、エバンスシカゴ連銀総裁の講演が予定されています。エバンス連銀総裁はハト派(利上げに慎重)のメンバーの一人です。そのハト派のエバンス連銀総裁からタカ派発言が飛び出せば、サブライズです。

その他の経済指標は以下の通りです。

今週もトランプ大統領に振り回される一週間になりそうです。

金融ポータルサイト、Investing.com 日本によって提供されている経済カレンダー
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