名目実効為替レート(BOE) 週間ランキング
イングランド銀行(BOE)の名目実効為替レートの日次データから求めた週間ランキングです。
11カ国・地域のデータからFXで取引の多い8カ国・地域のデータを抜粋して、前週のデータとの騰落率でランキングをつけています。
| 順位 | 国地域・通貨 | 名目実効為替レート | 騰落率 | ||
| 前回 | 今回 | 1/6(金) | 1/13(金) | ||
| 2 | 1 | 豪ドル | 93.8426 | 95.5150 | +1.8% |
| 3 | 2 | 日本円 | 135.1577 | 136.6877 | +1.1% |
| 6 | 3 | ニュージーランドドル | 120.1444 | 121.3243 | +1.0% |
| 1 | 4 | カナダドル | 89.5596 | 90.0275 | +0.5% |
| 7 | 5 | ユーロ | 88.7542 | 89.1275 | +0.4% |
| 4 | 6 | スイスフラン | 161.9324 | 161.9734 | +0.0% |
| 8 | 7 | 米ドル | 106.5280 | 105.8414 | -0.6% |
| 5 | 8 | 英ポンド | 77.0492 | 75.9583 | -1.4% |
(出典:Bank of England, Effective exchange rates)
①英ポンドが下落率トップ|先週まで2週連続下落率トップの米ドルは下落率2位に後退
下落率トップは英ポンドでした。先週まで2週連続で下落率トップの米ドルを抑えてのトップです。
先週の通貨ランキングは、以下よりご確認ください。
今週に入っても英ポンドの下落は止まる気配がありません。
1月16日(月)早朝、多くのFX会社は7:00から取引を開始しましたが、ポンドドルは、先週末の終値1.218ドルから大きく窓を開けて、1.199ドル付近からスタート。夕方の16:20頃には1.198ドルの安値を記録しています。
1月17日に予定されている演説で、メイ首相がハードブレグジット、すなわちEU市場からの強行離脱を表明するのではないか、と複数の英メディアが報道したことがきっかけです。
メイ首相の報道官は憶測だとして報道を否定しているようです。
ブレグジットでEU残留派だったメイ首相が、EUから強行離脱を表明する?というのは、いまいちピンときませんが、「火の無い所に煙は立たない」、でしょうから、何かあるのでしょう。
私には怖くて手が出せませんが、一攫千金を狙う人でしたら、今のポンド相場は千載一遇のチャンスかもしれません。
②豪ドルが上昇率トップ!|先週の2位からトップを奪還
一方、上昇率は、豪ドルが1位を獲得しました。
資源国通貨は、今年に入って強さを維持しており、まだまだこの傾向は続くかもしれません。次週以降の資源国通貨の動向に着目しましょう。
今週は、メイ首相の演説以外にも、トランプ米大統領就任式、ECB理事会、米FRB幹部講演、中国GDP発表など、ビッグイベントが目白押しです。
為替の動きから目が離せない一週間になりそうです。
