(1月30日〜2月3日)日米英のビッグイベントから目が離せない!

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1.日銀金融政策決定会合|11月以降に進行した円安の恩恵で経済、物価情勢を上方修正?

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2月3日(金)は節分です。

1月も今週で終わり、週末に節分を迎える1週間、日、米、英でビッグイベントが盛りだくさんです。

まずは日本、1月30日(月)、31日(火)の2日間、日銀金融政策決定会合が開かれます。

注目は、31(火)昼ごろの結果発表、そして15:30からの黒田日銀総裁の記者会見です。

金融政策については、現状維持の予想ですが、今回は経済・物価情勢の展望レポートの公表があります。

前回のレポート公表は11月1日(火)でした。11月1日のドル円は104円、この後、11月8日の米大統領選挙以降、円安、ドル高が加速し、今では115円です。この状況下で経済、物価見通しを上方修正してくるのか、注目です。

また、テーパリング(金融緩和縮小)に関する黒田日銀総裁の発言も注目です。

1月25日、日銀は「1年超3年以下」、「3年超5年以下」の中期債の国債買い入れを見送りました。これを受け、国債買入額が減少するとの不安が市場に広がり、長期金利が上昇。

2日後の1月27日、今度は「5年超10年以下」の中長期債の国債買い入れを増額。長期金利は低下しました。長期金利の低下に合わせて円は売られています。

昨年9月の日銀政策決定会合で決定した長期金利を0%程度に誘導するための新しい枠組みの中で、試行錯誤を繰り返しているようです。

25日の国債買い入れ見送りで、テーパリングの不安を市場に与えたことに対して、黒田日銀総裁からどんなコメントが飛び出すのか、注目したいと思います。

2.米FOMC|声明文から3月利上げの可能性が読み取れるか?

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次はアメリカ、1月31日(火)、2月1日(水)の2日間、米FOMC(連邦公開市場委員会)が開かれます。

結果は、日本時間2月2日(木)4:00に発表されます。今回イエレン議長の記者会見はなく、声明文のみの発表です。

政策金利は現状維持で間違いないと思いますが、今年に入って以降、2017年FOMCメンバーからタカ派(利上げに前向き)の発言が増えてきています。

2017年のFOMCメンバーについては、以下の記事をご覧ください。

【注目の経済指標】(1月9〜13日)成人の日の1週間は米FRB幹部の講演が目白押し
成人の日の1週間の注目は、米FRB幹部の講演です。利上げ加速を示唆する発言【ドル高、円安に動く】をするのか、それとも昨今のドル高を牽制するような発言【ドル安、円高に動く】をするのか、注目したいと思います。特に、2017年のFOMC投票権を持つ幹部の発言は要チェックです。

3月の利上げの可能性について、強気の姿勢が声明文から読み取れるか?、それとも先週1月27日発表の米GDP(2016年10〜12月期、速報値、結果1.9%、予想2.2%)を受けて、利上げに慎重な姿勢を見せるのか、注目しましょう。

3.英MPC(金融政策委員会)|インフレ上昇に対して踏み込んだ発言が飛び出すか?

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そして英国、2月2日(木)は英MPCです。21:00に政策金利、インフレ報告書が発表されます。また21:30からはカーニー総裁の記者会見も予定されています。

米FOMCと同様、政策金利は現状維持だと思いますが、インフレ報告書の内容は気になります。ポンド安、資源価格の高騰により、インフレ上昇の気運が高まってきています。

カーニー総裁は1月16日の講演でも、インフレ率の上昇に警戒感を示す発言をしています。記者会見でさらに踏み込んだ発言が飛び出すのか、今年に入っても乱高下を繰り返している殺人通貨ポンドだけに、目が離せません。

4.米雇用統計|激しく動いても結果的には「行って来い」?

さらには、2月3日(金)節分の日には、月1回のビッグイベント、米雇用統計が発表されます。

非農業部門雇用者数は、15.6万人から17.1万人に、+1.5万人増の予想となっています。

また失業率は、4.7%で変わらずの予想となっています。

先週の米国では、ダウ平均株価が初の20,000ドルを突破するなど、米国経済への期待が高まっています。トランプ大統領の「アメリカ第一主義」は、長期的にはアメリカ沈没の序章だと思うのですが、短期的には、メキシコ国境の壁建設にしても、インフラ投資と考えれば、株価が上がるのも分かる気がします。

先ほど書いたように、先週の米GDPは期待はずれの結果だっただけに、米雇用統計の結果も期待外れに終われば、ダウ下落のきっかけになるかも知れません。

米雇用統計は、FXのビッグイベントだけに、どんな結果になろうとも、上下に激しい値動きが予想されます。

ただし、結果的には「行って来い」で雇用統計前の為替水準に戻ることも多いので、慌てず、焦らず、北北西を向いて恵方巻をかぶりつきながら、イベントを楽しみましょう。

5.トランプ大統領発言|先ずは相手に自分の力を誇示、トランプ流交渉術とは?

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先週、トランプ政権が始動しました。

(1月23〜27日)トランプ政権始動、閣僚の発言にも注目!
週末に春節を迎える1週間、トランプ政権が動き出します。1月24日(火)には、ミック・マルバニー次期米行政管理予算局長の公聴会が予定されています。議会に提出する予算教書の取りまとめ役だけに、その発言が気になります。

早速、1月27日には、「アメリカ第一主義」を目指すトランブ米大統領、「EU単一市場からの完全離脱」を目指すメイ英首相が会談を行いました。

かつて世界を席巻した大英帝国、そしてその大英帝国の二の舞を踏むかも知れない移民の国アメリカ、保護主義に傾く似た者同士のトップ会談です。

20日の大統領就任式から10日経ちました。この間、トランプ大統領は、大統領令を乱発し、自分の力を世界中に誇示するために猛アピールをしています。

ただ単に力を誇示するだけでなく、トランプ大統領の交渉手法も見えてきました。

例えば、メキシコ国境の壁の建設です。

トランプ大統領はツイッターで「メキシコ国境の壁を建設しないなら、会談は中止した方が良い」と投稿。これを受けてメキシコのペニャニエト大統領は会談中止を発表。それが次の日には一転、電話協議を実施して対話継続で合意。

まずは相手に一方的に自分の主張、要望を誇示した上で、譲歩して自分に有利な条件で交渉を進める、これがトランプ流交渉術のようです。

日本とアメリカの首脳会談は、2月10日(金)ワシントンでの開催が決定しました。

トランプ大統領は自動車貿易の不均衡を主張しています。冷静に考えると、日本ではドイツ車が売れまくっているので、単に米国車に魅力がないから売れないのは分かりきっているのですが、そんなことおかまいなしに、自分の主張を誇示するはずです。

また為替についても、日本との2国間通商協議での通貨安誘導制限の導入について、無理難題を突きつけてくるかも知れません。

トランプ大統領の発言は、いつ飛び出すか分からないので、予想しても仕方ありません。ただ発言に一喜一憂することなく、冷静な取引を心掛けましょう。

6.その他の経済指標|春節休暇中の中国製造業PMIに注目!

その他に予定されている主な経済指標です。

中国は、2月2日(木)まで春節休暇です。休暇中ですが、2月1日(水)10:00に中国製造業PMIが発表されます。予想は若干のマイナスとなっていますが、中国経済の回復傾向が再認識されるのか、それともネガティブサプライズがあるのか。

ネガティブサプライズがあると、リスク回避の円高につながる可能性が高いので、チェックしましょう。

金融ポータルサイト、Investing.com 日本によって提供されている経済カレンダー
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